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「着工から完成まで」新築一戸建て住宅の建築工事の流れ

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新築一戸建て住宅の建築工事の流れをご紹介します。
住宅を建築するには大工を始めとしたさまざまな職人が関わり、家が完成します。

 

着工1カ月前

 

プレカットの発注

着工1カ月前にプレカットを発注します。
プレカットとは木造住宅の木部を事前に工場で原材料を切断したり、接合部の加工を施しておくことを言います。

 

伝統工法や在来工法で昔から見られたように現場で大工職人が部材を加工しながら建築するのとは違い、必要とされる部材を設計に基づいて事前に工場で機械を使って加工しておき、現場では加工済みの材料を組み立てていく工法が「プレカット工法」です。

 

地盤調査

地盤の強度を確かめるために地盤調査を行います。
更地の場合は設計前に行う事ができますが、解体を伴う場合には解体後に行います。

 

戸建て住宅で一般的なSS試験は建物の四隅と中央の5点で行います。
地盤調査の結果が出るまでおよそ1週間を要します。

 

もし地盤が弱いことが判明した場合には地盤改良工事を行います。

 

地鎮祭

土地を清め土地の神様に建築の挨拶を行うという意味で地鎮祭を行います。
建築の安全や新居を建ててからの繁栄を願う意味も込められており、施主も参加して行います。

 

地鎮祭の中で施主による鍬入れの儀があります。

 

地縄張り

図面に基づいて建物の外周部にあたる部分にビニール紐を貼り、敷地に対しての建物の配置を示します。
建物の配置に大きな間違いがないかの確認を行い、設定した高さの基準点などの確認も行います。

 

着工2週間前

 

地盤改良

地盤が軟弱の場合、地盤改良工事を行います。
地盤工事の結果に応じて表層改良、柱状改良、鋼管杭の工事を行います。

 

着工1週間前

 

遣り方(やりかた)

遣り方は建物の位置、基礎の高さ、水平などを決める工程で、地縄張りの50センチ程度外側に杭や板を張り巡らせる作業です。

 

遣り方を基準として地業工事、土工事、基礎工事を行うため、重要な工程です。

 

仮設工事

工事現場の敷地を囲って安全対策を図るほか、工事用の水道と電気を引き込む工事、作業員が使うトイレの設置をします。

 

着工~1カ月

 

根切り(ねぎり)

根切りとは建物の基礎を造るために地面を掘削する工程のことです。
建物の重要な支持地盤を削らないように図面の通りに土を掘って搬出します。

 

割栗石・転圧

割栗石(わりぐりいし)は岩石を10センチ程度に割って作った石材です。
これを敷き詰めさらに目つぶし砂利を撒いてランマーで固めます。

 

防湿シート・捨てコン打設

地面の湿気が床上に上がってこないように防湿シートを敷きます。
その上から厚さ5センチ程度のコンクリートで固める捨てコン打設を行います。

 

捨てコンの主な目的は墨出しのためで、コンクリートの表面に壁芯と型枠の位置等を記します。

 

基礎 配筋工事

基礎図面の通りに鉄筋を組み、配筋検査を受けます。

 

基礎 コンクリート打設

耐圧盤と立上り基礎の2回に分けてコンクリートを打設します。
コンクリートが型枠の隅々にまで行き渡るように、基礎の天端が水平になるようにしなければなりません。

 

コンクリート養生

コンクリート打設後、シートをかけて養生し、コンクリートが固まるのを待ちます。

 

コンクリートが固まるまでの時間は気温にも左右されるため、気温15℃以上の場合は3日程度、気温15℃未満の場合は5日程度養生を行います。

 

先行配管(外まわり・床下)

コンクリート打設工事と並行して外部の設備配管工事を行います。

 

基礎のコンクリートを流す前に屋内に引き込むための配管工事を行います。
建物の外まわりと床下の給排水管を設置します。

 

仮設足場の設置

建物を建てるために仮設足場を設置します。
足場は自社で建てる建築業者もありますが、足場の専門業者に依頼する場合もあります。

 

着工1カ月~

 

床組み

土台の上に基礎パッキンと木材を乗せ、アンカーボルトで固定します。

 

建て方

クレーンで柱や梁など、重要な部材を組み上げ構造を造ります。
床材を張りながら組み上げを行い、屋根の架構が組み上がったら上棟です。

 

この段階で上棟式を行いますが、最近では簡易的に行われることが多く、神主さんを呼ばずに現場監督を中心にお酒で柱などを清め、簡単な食事会を開きます。

 

ルーフィング

屋根にルーフィングシートを敷き、屋根の防水対策を行います。

 

構造工事

構造を強化するために筋交い、構造用合板、補強金物を取り付けます。
躯体に金物が取り付けられ構造工事が終わったら中間検査を受けます。

 

中間検査は建物の規模によっては法令検査が行われますが、小規模の場合は現場と保証会社で行います。

 

サッシ取り付け

構造工事が終わったらサッシを取り付けます。
サッシ取り付けは建築中の雨から建物を守るためでもあります。

 

防蟻処理

地面付近の木部に防蟻剤を散布し、シロアリ対策を行います。

 

屋根施工

屋根材を施工する工事です。
屋根材や施工する季節により工期が変動します。

 

内部配管・配線工事

屋内の給排水管の設置、配線工事を行います。
配線が完了するとコンセントやスイッチの位置を確認することができます。

 

ベランダ防水工事

ベランダの防水工事を行います。
防水工事には主にウレタン防水とFRP防水があります。

 

着工2~3カ月

 

外壁下地

外壁の下地工事を行います。
透湿防水シートを貼り、防水対策を行います。

 

フローリング工事

内装工事に入っていきます。
床材を施工し、階段を設置します。

 

外壁工事

外壁に外壁材を設置します。
窯業系サイディングの外壁の場合、工場で生産されたサイディングボードを貼り、継ぎ目をコーキング剤で埋めます。

 

断熱工事

壁内に断熱材を入れます。
断熱材は切れ目がないように狭い隙間にもしっかり入れることがポイントとなります。

 

内装下地

天井と壁に石膏ボードを張り、内装下地を作ります。
石膏ボードを張ると躯体が隠れてしまうので十分なチェックの上でボードを施工します。

 

石膏ボードが張られ内装下地が出来上がると大工工事は完了です。

 

造作工事

建具や造作家具などを設置します。
特注の造作の場合は造作大工が施工します。

 

足場撤去

屋根、外壁工事が終わり室内に階段が設置されたら足場を撤去します。

 

着工3カ月~

 

内装工事

壁にクロスを張ったり塗り壁を塗るなど内装仕上げを行います。
珪藻土など塗り壁の場合は左官職人が行います。

 

水回り設備設置

キッチンやトイレなど水回りの設備を設置します。

 

電気工事

電気工事士が電柱から電源を引き込み、分電盤を設置し、電気を使えるようにします。

 

外構工事

玄関アプローチ、門扉、フェンス、カーポート、お庭などエクステリアを完成させます。

 

竣工

施主点検と役所の完了検査が済めば竣工となります。

 

一軒の家を完成させるためには多くの工程がある

新築住宅の着工から完成までの一連の流れをご紹介しました。
家が建つまでにはさまざまな工程があり、またそれぞれ専門の職人が施工を行います。

 

工事の中では検査が必要な項目もあり、確実な工事を行うことも大切ですが、アフターフォローの充実度も重要です。
何か不具合があった場合に必要に応じて補修をしてもらえるように保証内容は事前に確認しておきましょう。

 

沖縄の型枠工事は、民間から公共までお任せください。

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