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マンション建築の流れとマンションの構造別建設費用の相場

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土地活用に賃貸マンションの建築を検討した場合、どのような流れで費用はどれくらいかかるのでしょうか。

この記事では一般的なマンション建設の流れや、マンションの構造別の特徴や坪単価の費用相場について解説します。

 

マンション建築の流れ

 

マンション建築の流れは一般的に以下のようになります。

 

建設会社に相談

 

まずはマンション建設を請け負っている会社に相談します。

 

マンション建設を相談できる業者にはハウスメーカー、ゼネコン、設計事務所などがあります。

企業ごとに建築プランや費用、建設に要する期間が変わりますので、複数社に相談して比較検討するのが一般的です。

 

事前準備・資金計画

 

マンション建築費用を銀行から融資を受ける場合は、事業計画書が必要となります。
また、提案されたマンション建築のプランを検証するために、土地の状況の調査も必要です。

 

【土地の条件を確認】

法務局で登記事項証明書を取得し、権利関係を調べます。
さらに、マンションを建てられない地域に該当していないか、市区町村の窓口で用途地域や前面道路などについても聞いておきます。
確定測量図も手元に用意しておくと良いでしょう。

 

さらに、周辺の駅やバス停までの距離、スーパーやコンビニなどの商業施設、近隣のマンションやアパートの数などもチェックしておきます。

 

【資金計画を立てる】

銀行のローンを利用したいと考えている場合、自己資金はどれくらいか、月間の家賃収入はどれくらいを見込めるか、ローンの完済時期はいつ頃を予定しているか、など資金計画を立てておきます。

 

依頼する建設会社を選ぶ

 

複数企業から受けたマンションプランを比較検討します。

 

比較的良いプランを出してくれた企業を選出し、企業との打ち合わせを何度も行い、プランを練り上げて最終的に1社を選択します。
なかには計画に半年程度かけてじっくりプランを練る方もいます。

 

請負契約・実施設計

 

依頼先を決定したら工事請負契約を締結します。

契約が確定すると着工前に建築物の確認申請が行われ、「建設確認済証」が発行されると建設が始まります。

 

また、このタイミングで融資の本審査も行います。
ローンの審査を通ったら着工です。

 

着工・基礎工事

 

【準備工事】
地盤調査、埋設物の調査、工事により近隣の施設や建物に不具合を与えないかどうかを調べたり、各種届出などを行います。
現況測量を行い、境界や建物の位置、高さの調査を行います。

 

【基礎工事】
地盤調査の結果に基づき杭を打ち込む杭工事や掘削工事を行い、捨てコンクリートを流し込みます。

 

マンションの建設工事期間はRC造で5階建てマンションの場合、8カ月程度が目安と言われています。
通学路が近いなど、条件によっては工事期間が長くなる可能性がありますので、事前の調査が大切です。

 

躯体工事

 

まずは型枠工事を行います。
鉄筋と型枠を組み、コンクリートを打設して基礎を造ります。

 

RC造の場合、1階以上の部分も同様に造り上げていきます。
S造の場合はクレーンで鉄骨をくみ上げていきます。

 

外装・内装工事

 

躯体が出来上がると外装工事が始まります。

 

外装工事では塗装、外装のタイル張り工事、屋上の防水工事などを行います。
1階部分から上に向かって施工を行い、外装が仕上がると雨水の浸入がなくなるため、内装工事を開始します。

 

内装工事では間仕切壁の設置や、建具、内装材を施工していきます。

 

設備工事

 

建築工事と並行して、配管や配線などの設備を設置していきます。
内装工事の進行に合わせて水回り設備や電気設備、空調設備、給排水設備などを設置していきます。

 

マンションではエレベーターの設置工事や防災設備の工事も行います。

 

外構工事

 

駐車場やマンション敷地内の植え込み、フェンスなどを外構工事で造ります。

 

駐輪場やゴミ置き場等の必要な設備のほか、アプローチや植栽などマンションの顔とも言えるデザイン性の高い工事も外構工事で行います。

 

竣工検査・引き渡し

 

完工後、消防検査と建築確認の完了検査を行い、問題がなければマンションがオーナーに引き渡されます。

引き渡し後はマンションの経営ができる状態となりますので、管理会社への委託や入居者を募集してマンションの運営を開始します。

 

マンションの構造の種類と費用相場

 

マンションの壁の構造には3種類の工法があります。
それぞれ性能の特徴が違い、建設費用も異なります。
マンションの規模や想定している家賃などからどの構造で建設するのが適切か検討すると良いでしょう。

 

RC造(鉄筋コンクリート造)

 

RC造は鉄筋を芯にしてコンクリートを流し込んで固めた素材を用いる工法で、マンションにおいては最もスタンダードで普及している工法です。

 

一般的に10階建て以下の中低層マンションの壁や梁、柱などに使用されています。

 

最近では コンクリートを軽量化したり、新しい工法を採用したりすることで、20階建て以上のマンションでRC造が採用されることもあります。

 

防音性が高く、耐火性があるのが特徴です。

坪単価は55~120万円が相場です。

 

SRC造(鉄筋鉄骨コンクリート造)

 

SRC造は鉄筋コンクリートに加えて、芯の部分に鉄骨(H型鋼)を追加した構造です。
RC造の耐久性とS造のしなやかさを兼ね備えている点が特徴です。

 

RC造と同様の耐久性を持ちながら、受けた衝撃をうまく分散できるためバランスに優れた構造であると言えます。
RC造と同様、防音性と耐火性に優れています。

 

平均的な坪単価は60~90万円となり、工程が複雑なため、費用と時間がかかります。

 

S造(鉄骨造)

 

S造は壁や柱、梁などに鉄骨を用いた工法です。
RC造やSRC造ではコンクリートを使いますが、S造は鉄骨のみなので軽量化できる点、しなやかさを持つ点が特徴となります。

 

コンクリートを使わない為、防音性や耐火性はRC造やSRC造に比べて劣ります。

 

鉄骨造はRC造やSRC造に比べて坪単価が安く工期を短くできるのが特徴です。
平均的な坪単価は50~100万円程度で地域によって差があります。

 

建設会社に相談してプランを練っていくと計画しやすい

 

マンションの建築は一般住宅と異なり、流れや費用、決めなければならないことなどが想像しにくい点も多いかと思います。

 

マンションの建設を考えている場合は、マンション建設を請け負っている業者に相談して具体的なプランを練っていくと計画しやすくなります。

 

土地活用をしたいと考えている段階でも気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

 

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